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羽海野チカ/3月のライオン(11) [マンガ(あ行の漫画家)]


3月のライオン 11 (ジェッツコミックス)

3月のライオン 11 (ジェッツコミックス)

  • 作者: 羽海野チカ
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2015/09/25
  • メディア: コミック


 僕もまた一人の父親であるがゆえ、読んでいてつらかった。男親というものは、ここまでひどくないとしても、どこか家庭に縛られず好き勝手振る舞うところがあるように思う。僕だけだろうか…。大いに反省させられる。この漫画を僕より先に読んだ娘のきょとん顔が印象的だった。そりゃあ、何とも言えない顔にもなるよな。それまでの巻を読んでいないから尚更、うちの親父殿は自虐に走ったのかと思われても仕方ない。幾つかの台詞はわが妻が夫を表す言葉と合致していたから、その対応に困ってしまったのも止む得ない。
 それにしても、人間って食べる生き物なんだなと実感させられた。哀しいとき、どうしようもできないとき、どん底のとき、人は食べてまた立ち上がるのだと思う。矢面に立たされるあかりが食べちゃう気持ち分かるぞ、うん。恋愛ストーリーよりも、美味しい食べ物の描写に心惹かれた。でもこの展開、ひょっとしてあかりにも恋の予感だろうか。嫌!


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みんなエスパーだよ(4) [DVD]


みんな! エスパーだよ!  DVD BOX(5枚組)

みんな! エスパーだよ! DVD BOX(5枚組)

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: DVD


 南アフリカに大金星をあげたラグビー日本代表、その勝因の一つは体重や体格で劣る相手に対しスクラムで何とか踏ん張ることができたことのようだ。8人全員が足の向きまで揃え、小さいながらも持てる力を最大限に一点に発揮する。それは鍛錬の賜物であり、規律の成果だと思う。青春とは、そうした鍛錬も規律もなく、自意識だけが膨張してしまう時期かもしれない。自慢の大力があればそれでも何とかなるかもしれないが、それさえない。俺は出来ると思ってやたらめっぽう自分を大きくしてみたり、かと思えば俺は全然駄目なんじゃないかと地底深く落ち込んだりする。揺れ動き、自分の持てるものを結集できない状態だ。大人になるとその辺は子慣れてきて、分相応を知るようになる。それに伴って一喜一憂の度合いは減り、フラットな精神状態で自分を発揮できるようになる。終盤3作、主人公の暴発ぶりに懐かしさを感じるとともに、無くしてしまった日々に切なくなる。


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五十嵐貴久/盗まれた視線 吉祥寺探偵物語 [本(あ行の作家)]


吉祥寺探偵物語 : 4 盗まれた視線 (双葉文庫)

吉祥寺探偵物語 : 4 盗まれた視線 (双葉文庫)

  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2015/01/15
  • メディア: Kindle版


 不朽の名作、というものもあれば、この今だからこそ楽しめる作品というものもある。劇作家の鴻上尚史は、演劇とは戯曲などとは異なり、今この瞬間を切り取るところに魅力がある、というようなことを語っている。五十嵐貴久の吉祥寺探偵物語は、まさに今を描いた小説だ。流行りのタレントや最近の事件などが、主人公の語る会話などに頻繁に登場する。その空気感は何年かすればぴんとこないものになるだろう。けれど今読むとまさに現場にいるような錯覚に陥る。登場人物たちとどこかですれ違っているかもしれないと思わせる臨場感がある。だからこのシリーズ、どんどん発売される。その端から読んでいっている。人気連載漫画が単行本で出版される度に、買い揃えていくような感じか。
 暖かく続いた秋の狭間、穴に落ち込むようにやってきた肌寒い一日。期待していた高い秋の空さらに高く聳える山々ではなく、重い雲と糸引く雨を見せ続けた特急あずさ道中で読了。


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