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綾辻行人、牧野千穂、東雅夫/くうきにんげん [絵本・写真集・詩歌集]


怪談えほん (8) くうきにんげん

怪談えほん (8) くうきにんげん

  • 作者: 綾辻 行人
  • 出版社/メーカー: 岩崎書店
  • 発売日: 2015/09/24
  • メディア: 大型本


叙述トリックとは言えないくらいだろう。
この人にとってはちょっとした余興。
デビュー作には、その作家のすべてがあるという。
その後の要素みたいなものが、
デビュー作にはにじみ出る。
メインではないかもしれない、
ほんの些細なところ、ディテールに。
テーマや引っ掛かりといった部分が表れる。

この絵本はデビュー作ではないし、
僕はそれほど綾辻行人を読んでるわけではない。
それでも様々なトリックを駆使する、
本格派ミステリ作家だと知っている。
不穏な空気、おどろおどろしい雰囲気。
これは紛れもないひとつのミステリ小説だと思う。


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山崎方代/こんなもんじゃ 山崎方代歌集 [絵本・写真集・詩歌集]


こんなもんじゃ 山崎方代歌集

こんなもんじゃ 山崎方代歌集

  • 作者: 山崎 方代
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2003/06/26
  • メディア: 単行本


新幹線のぞみ号は、開通にあたって、
名古屋飛ばしの便を計画していた。
たかが朝の1本2本のことである。
地元新聞はそれに一面すっぱ抜きで応えた。
結果、開通以来の全てののぞみは、
名古屋に律儀に止まることとなった。

今週は東京・奈良・東京、京都・大阪・名古屋、
京都・名古屋・東京と慌ただしい一週間だった。
訳あって、のぞみよりひかりを好む。
時にはこだまを利用する。

二百頁に満たないというか、百五十頁超の一冊だ。
一冊を読み終え、止まらぬ物語の疾走感や、
読後感に浸るのもいいが、
膨大な行間に溺れ、前に進めぬ読書もいい。


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藤野可織、水沢そら/絵本御伽草子 木幡狐 [絵本・写真集・詩歌集]


[現代版]絵本 御伽草子 木幡狐 (現代版 絵本御伽草子)

[現代版]絵本 御伽草子 木幡狐 (現代版 絵本御伽草子)

  • 作者: 藤野 可織
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2015/11/11
  • メディア: 単行本


原始、女性は太陽だった。
それがいつ頃からか、自ら輝く太陽ではなく、
輝きを受け静かに照り返す月となった。
その控えめな姿は、しかし確かに美しかった。

原典の御伽草子を元に、
現代作家が自由な発想で描くものだ。
原典『木幡狐』は、美しい女狐が人間に化け、
地位も容姿も優れた男の子どもをもうけるも、
結果、子と別れることとなり悲しみにくれる話だ。
月の物語と言っていい。

藤野可織が紡ぐ新しい『木幡狐』は、
どちらかと言えば、太陽の物語になっている。
太陽はどんな時も輝く落ち着きを感じさせるが、
この物語では気まぐれである。


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